「英国にいては勝てない」 物流、EUとの国境復活 亀裂の欧州(1)

1月5日。英国の運送会社、INTロジスティクスUKの運行責任者、トレイシー・アイブズは仕事始めの日から頭を抱えていた。朝10時までに英中部の配送センターに届けるはずだったトマトが、ドーバー海峡の対岸、北フランスのダンケルク港で足止めされてしまったのだ。 モロッコ産トマトはジブラルタル海峡を越えてスペインとフランスを縦断、2000キロメートルを超える道のりを移動し、北フランスで英国行きのINTの冷… …
(Orginal – Story lesen…)